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[内容紹介] 時は平安。 安倍晴明と妻の間に生まれた待望の娘である煌子は、祖母・葛の葉譲りの狐耳と尻尾を持つ妖狐であった。晴明をはじめ家族の愛を一身に受け、すっかり快活でおてんばに育った煌子は、持ち前の行動力と好奇心、そして「お父様の力になりたい」という思いが空回りして、気付けば様々な騒動の渦中に=。 男装して陰陽寮を見学したり、鞍馬の大天狗に求婚されたり、五節の舞姫に選出されたり。騒動のかたわら式神を増やし、時に降りかかる困難を乗り越え、やがてたぐいまれな美貌と妖力を持つ「白狐姫」として都にその名を知られるようになるが……!? |