蒼洋の城塞4 ソロモンの堅陣
タイトル:蒼洋の城塞4 ソロモンの堅陣
シリーズ:蒼洋の城塞
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2020年02月25日
ISBN:978-412-501410-4


[内容紹介]

 戦艦『大和』をもって英国最新鋭戦艦を撃破したものの、日本にはニューギニアを制圧し豪州を屈服せしめるまでの力はなかった。戦場での勝利を積み重ねて敵の継戦意思を折るという戦略に限界を感じた山本五十六は、講和に至る別の方策を探るべく、司令長官を辞して連合艦隊を去る。同時に、開戦以来攻勢を続けてきた連合艦隊は守勢に転じ、ポート・モレスビーから撤退、新たにラビを拠点とする移送作戦を決行し、長期持久も視野に入れた艦隊編成と人事の刷新を行なう。一方、米国は新兵器を装備した艦隊を珊瑚海に送り込んで来た。空母を中心に大きく増強された米太平洋艦隊を前に、迎え撃つ新体制連合艦隊に勝算はあるのか――

著者の言葉「シリーズも後半に入り、米軍の反攻が始まります。その要となるのは、新鋭戦闘機グラマンF6F?ヘルキャット?と、エセックス級空母を始めとする新鋭艦の群れでした。ヘルキャットにせよ、エセックス級空母にせよ、当時の日本軍にとっては難敵であり、日本海軍は押される一方の戦いを強いられました。恐るべき敵の猛攻をどう凌ぐかが、第四巻の見どころとなります」