不屈の海4 ソロモン沖の激突
タイトル:不屈の海4 ソロモン沖の激突
シリーズ:不屈の海
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2018年12月25日
ISBN:978-4-12-501395-4


[内容紹介]

 日本軍は第三次ビスマルク海戦に敗れ、ビスマルク諸島の制圧に失敗。以降、機動部隊で米輸送船団を叩くことで、補給線寸断を狙う戦略を採る。しかし、対する米国もトラック島沖にて日本輸送船団を攻撃し、戦局は膠着の一途を辿っていた。一方、欧州戦線では連日、米英の戦略爆撃を受けるドイツに疲弊が目立ち始める。中立を守るイタリアを動かすため、連合軍はマルタ島に進出。外交戦が活発化する中、ソロモン諸島沖にて輸送船を狙う連合艦隊と、護衛にあたる太平洋艦隊がついに激突。巨大空母四隻による一大決戦が幕を開ける。両陣営、新型戦闘機を導入した戦闘の行方はーー?

著者の言葉「兵器には、零戦とグラマン社の戦闘機、メッサーシュミットとスピットファイアのように、ライバルが存在します。戦闘機や戦車であれば、ライバル同士の直接対決が頻繁に起こりますが、軍艦同士となりますと、ライバル対決が生起するとは限りません。「実際には起こらなかったライバルとの決戦」を描くのも、架空戦記の楽しみの一つです。本巻では、「世界のビッグ・フォー」と呼ばれた巨大空母同士のライバル対決を演出してみました」