不屈の海2 グアム沖空母決戦
タイトル:不屈の海2 グアム沖空母決戦
シリーズ:不屈の海
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2018年08月25日
ISBN:978-4-12-501390-9


[内容紹介]

 公試中の「大和」沈没という逆境の中、ハワイ沖海戦に勝利した第一航空艦隊。日本はその勢いのまま南方作戦を完了した。作戦の第二段階として、連合艦隊首席参謀・澄川道男は撃ち漏らした米空母撃滅のための秘策を立案する。一方、アメリカはイギリスに再三の対日参戦を要求するも、対独戦の激化を背景に拒否を受ける。ソ連も対独参戦を保留、欧州戦線は膠着する。痺れを切らした米太平洋艦隊は、戦力を真珠湾に集結し反攻を開始。グアム沖にて史上初の空母決戦が幕を開ける!

著者の言葉「第二次大戦中の軍用機では、第一線で華々しい活躍をした機体にスポットが当てられがちです。零戦はその典型ですし、ドイツ軍のメッサーシュミットBf109、米軍のB51“ムスタング”なども人気のある機体です。その一方、知名度は低くても地味な働きで軍を支えた航空機や、老骨に鞭打って働いた旧式機、それらの機体に命を託し、黙々と務めを果たした人々も多数に上ります。「目立たないながらも重要な役割を果たした機体」に活躍の場を与えることも、架空戦記の重要な役割の一つであると、筆者は考えております」