旭日、遥かなり4
タイトル:旭日、遥かなり4
シリーズ:旭日、遥かなり
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2017年02月25日
ISBN:978-4-12-501375-6


[内容紹介]

連合艦隊はマーシャル沖の海戦に勝利。加えてフィリピン制圧を果たし、南方作戦を完了した。日本軍は損傷艦の修理、搭乗員の補充を行い戦力の回復を計る。その最中、戦艦「大和」の慣熟訓練が終了した。連合艦隊長官・山本五十六は、世界最大戦艦の戦力を背景に米国との早期講和を狙うが……。一方、欧州では新たな攻勢が始まっていた。ロシア軍はソ連領のイルクーツクを占領し、ドイツ軍も最重要拠点である不凍港・ムルマンスクを猛攻。ソ連は重大な危機に直面する。風雲急を告げる世界情勢の中、ウェーク島に米爆撃機“ドーントレス”の影が迫る――!

著者の言葉「日本海軍は、日露戦争の帰趨を決定づけた日本海海戦の勝利体験が強烈だったためでしょうか、次は米海軍を相手に今一度の栄光を、と夢想するようになりました。本シリーズの第三巻では、その夢想が現実のものとなりましたが、日露戦争と異なるのは、艦隊決戦の勝利は戦争そのものの勝利に直結しないことです。第四巻では、日本海軍がその現実を思い知らされることになります」