旭日、遥かなり3
タイトル:旭日、遥かなり3
シリーズ:旭日、遥かなり
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2016年12月25日
ISBN:978-4-12-501373-2


[内容紹介]

 クェゼリン沖海戦に勝利した連合艦隊は、メジュロに潜む米太平洋艦隊主力を発見。戦力で上回る敵艦隊を減殺するために、一式陸攻による夜間攻撃を敢行する。連日の夜襲を受けた太平洋艦隊司令長官キンメルは、メジュロからの出航を決意。ポナペ島沖にて、日米決戦の火蓋が切って落とされた! 第一撃では駆逐艦「黒潮」らの遠距離雷撃により、連合艦隊が戦局を有利に運ぶ。しかし、その裏には米艦隊の思わぬ策略が……。「ノース・カロライナ」「ワシントン」をはじめ巨大戦艦が勢揃いする米国に、「大和」「武蔵」不参加の日本はいかに挑むのか!

著者の言葉「『真珠湾攻撃の中止』からはじまった本シリーズの太平洋戦争は、この第三巻で前半の山場を迎えます。帝国海軍が長年待ち望んでいた日米艦隊決戦の幕開けですが、状況は日本側が有利とは言えません。米側には、軍縮条約明け後に竣工した新鋭戦艦二隻がありますが、日本海軍の切り札となる『大和』は、竣工してから日が浅く、出撃できない状態です。この状況下で、強大な米太平洋艦隊とどう戦い、どう叩くかが、本巻の見せどころであり、筆者にとっても腕の奮いどころでした」