旭日、遥かなり2
タイトル:旭日、遥かなり2
シリーズ:旭日、遥かなり
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2016年08月25日
ISBN:978-4-12-501369-5


[内容紹介]

 中部太平洋の要衝、ウェーク島沖にて連合艦隊の空母「蒼龍」「飛龍」が、米巨大空母「サラトガ」と激突! 史上初の空母戦が始まった。一方、ロシア南西部のバイカル湖では、日本と同盟を結ぶロシア帝国軍がソ連軍と交戦する。陸軍の奥沢少佐はソ連軍用車輌にアメリカ製軽戦車M3?スチュアート?を発見し、米国の物資援助の強化を認めた。対抗策として駐独大使・山下奉文は、ドイツ政府に対米参戦を求めるが……。緊迫する世界情勢の中、マーシャル諸島での邀撃作戦を狙う連合艦隊が、空母四隻を主力とする米艦隊と衝突する!

著者の言葉「架空戦記を書く楽しみの一つに、架空の人事の設定があります。バランスを考慮しますと、あまり突拍子もない設定はできませんが、史実では才能を充分発揮できなかった人物に相応しい働き処を与える、といったことは可能です。今回のシリーズでは、海軍の人事は史実通りとしましたが、陸軍の人事に一点、大きな改変を行いました。『あの役割を担わせるのに、あの人物は大物過ぎる』という声もあるかもしれませんが、既に第一巻をお読みいただいた皆様には、あり得ない人事ではなかったと御納得いただけるのでは、と思っています」