旭日、遥かなり1
タイトル:旭日、遥かなり1
シリーズ:旭日、遥かなり
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2016年06月25日
ISBN:978-4-12-501367-1


[内容紹介]

 資源獲得のため仏印に進駐した日本に対し、米国は対日禁輸政策を強化、石油の輸出を禁止した! 一方その頃、ペトロハバロフスクのロシア帝国軍が反乱を起こした。日本はロシア政府の要請を受けて反乱鎮圧に助力するも、その過程で米国の輸送船を誤爆してしまう。怒る米国にハル・ノートを突きつけられた日本は開戦を決意。真珠湾への奇襲攻撃を計画するも、図上演習の結果は日本の惨敗に。懊悩する連合艦隊司令長官・山本五十六は、ある決断を下すが……。もう一つの太平洋戦争を描く待望の新シリーズ、堂々開幕。

著者の言葉「『真珠湾攻撃を行わず、日本海軍が長年研究を進めてきた漸減邀撃作戦で米国を迎え撃っていれば、日本はあの戦争に勝てた』との説は、戦史研究等でよく見ます。本当に勝てたかどうかはともかく、非常に大規模かつ激しい戦いが繰り広げられたことは疑いないでしょう。今回の新しいシリーズでは、その漸減邀撃作戦を扱います。既に、先人によって書かれたことがあるテーマではありますが、本シリーズでは、漸減邀撃作戦の他にも幾つかの仕掛けを用意しました。まずは、ご一読のほどを」