南海蒼空戦記4 太平洋艦隊強襲
タイトル:南海蒼空戦記4 太平洋艦隊強襲
シリーズ:南海蒼空戦記
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2015年08月25日
ISBN:978-4-12-501349-7


[内容紹介]

イタリアに侵攻する連合軍機甲部隊を突如ドイツ軍新型戦車が襲撃した。ソ連の技術を呑み込み強大化するドイツの脅威に憂色を深める連合軍。窮地に立たされた米軍は戦局を一挙打開すべく、メジュロより機動部隊を出撃させる。連合艦隊は戦力を結集してこれを邀撃、硫黄島上空で熾烈な航空戦を繰り広げるも、米軍の意図は別にあった! 「サウスダコタ」「インディアナ」を中心に編成した別働隊をルソンに派遣していたのだ。それを察知した海軍は「金剛」以下四隻の戦艦で迎え撃つ。暗夜に轟く水上砲戦の軍配は果たして――。

著者の言葉「戦時中の米軍は、日本軍に比べ、遙かに人的資源を大切にする国でした。航空機はパイロットを守ることに重点が置かれ、艦船のダメージ・コントロールも日本軍より充実していました。防御を軽視し、人材をいたずらに消耗してしまった日本は、敗れるべくして敗れたと言えるでしょう。今回の第四巻では、米軍が人材重視の考え方を前面に押し出した作戦を展開します。その顛末につきましては、本文を御覧下さい」