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[内容紹介] ルソン島海戦では日本軍の勝利に終わるも、一層激化するマリアナ・硫黄島間の日米攻防戦。欧州では独工業地帯を空爆するB17の前に、絶大な速度と火力を誇るジェット戦闘機Me262が大挙出現し、戦線が膠着状態に。欧州戦線に増援を目論む米軍の間隙をつくべく、連合艦隊はマリアナ諸島へ出撃を決定、新型艦戦「烈風」を投入する。対する米軍は暗号解読で侵攻を事前に察知し、F6F及び新鋭空母エセックス級、インディペンデンス級で迎え撃つ。B29の実戦配備まで限られた時間の中、日本軍はマリアナを奪還できるのか? 著者の言葉「マリアナ諸島が日本の死命を制する島々だったことは、あらためて述べるまでもないと思います。サイパン、テニアン、グアムの三島から飛び立ったB29の大編隊は、二発の原爆被害を含む空襲の惨禍を日本にもたらし、戦争終結に決定的な役割を果たしました。本巻より、物語はこのマリアナ諸島を巡る戦いへと移ります。史実と異なり、空襲被害を受けることなく戦争を終結に導けるかどうかが、中盤以降の主題です」 |