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[内容紹介] 「パックス・タイタニアーナ」永遠に続くかと思われたタイタニアによる宇宙支配。しかし権力の中枢である五家族代表の一人が世を去り、支配体制の均衡が破られると「天の城事変」と呼ばれる一族を二分する内乱が勃発した。アリアバート、ジュスラン両公爵側が勝ちを収めんとした時、藩王は和睦の使者に扮した刺客を送りこんだ。底知れぬ藩王の真意。血で血を洗う抗争の結末は? タイタニア時代の終焉を告げる完結篇。 著者の言葉「長いこと問題児だったタイタニア君も、今回ようやく卒業とあいなりました。何でも二六年ぶりだそうです。『たった五冊に二六年もかけやがって』とお叱りを受けそうですが、ガウディの『サグラダ・ファミリア聖堂』は一八八二年に着工して、いまも未完成ではありませんか。それに較べれば……あっ、石を投げないでください。投げてくださるなら、白金のインゴットにしてくれ、と、登場人物のひとりが申しております」 |