南海蒼空戦記1 極東封鎖海域
タイトル:南海蒼空戦記1 極東封鎖海域
シリーズ:南海蒼空戦記
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社 C★NOVELS
刊行日:2014年12月20日
ISBN:978-4-12-501323-7


[内容紹介]

 欧州で始まった第二次大戦より4年。中立を保つ日本はドイツから流出したクルト・タンク、エルンスト・ハインケルらの頭脳を得て、軍用機の開発に注力していた。さらに、広島を襲った地震により海軍が建造中だった「大和」の廃艦が決定。連動艦隊はこれを機に航空主兵に舵を切ることに。一方、陸軍は、大戦の混乱に乗じて蘭印の保護国化に成功した。日本の領土的野心を懸念する米軍の挑発行為が激化し、南洋の緊張が高まる中、遂にB25の奇襲で戦端の火蓋が切られる。日本軍は零戦を中心とした戦闘機でこれを迎え撃つ!

著者の言葉「戦時中、B17、B29のような四発の重爆撃機を千機単位で量産し、配備できたのは、米英両国だけでした。これらは、持てる国の象徴のような兵器であり、日本も、ドイツも、その象徴によって、国土を焼け野原にされたと言えます。今回の新シリーズでは、その強大な敵とどう戦い、どう叩くかを眼目としております。蒼空を飛翔する戦闘機乗りたちの奮戦を見守っていただければと思います」