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[内容紹介] 米国は、日本を短期間で屈服させるべく、トーラス作戦を発動した。目標は東京、手段は砲撃! ポスト・パナマ級戦艦7隻を擁する「白い大艦隊」は勇躍、その矛先を日本の首都・東京へと向けた! 1944年11月19日の夜が明けたとき、旭日旗を掲げた軍艦は、鳥島西方海上から姿を消していた。米太平洋艦隊を迎撃した第一艦隊の戦艦6隻は、ポスト・パナマ級の巨砲に屠られ、第二艦隊の「金剛」と「比叡」も「ヴァーモント」の46センチ砲に蹴散らされたのだ。追いすがる連合航空艦隊の「龍」と「鳳」の群れは、首都・東京を守り切れるのか!? 作者より「筆者は二一年前、デビュー作となった『鋼鉄のレヴァイアサン』の中で、『第二次大戦後も大艦巨砲主義が軍事常識として君臨している世界』を描き、最新のコンピューターによる射撃諸元計算、人工衛星を用いた宇宙空間からの弾着観測等、一九九〇年代の技術が用いられている巨大戦艦を登場させました。今回のシリーズは、言うなれば第二次世界大戦版『鋼鉄のレヴァイアサン』として、書かせていただいたわけです。ちなみに、本シリーズがスタートしたのは、二〇一二年六月。『鋼鉄のレヴァイアサン』刊行から、二〇年目です。筆者は現在、他社で『作家生活二〇周年記念』を謳ったシリーズ『八八艦隊海戦譜』を刊行させていただいておりますが、この『群龍の海』は筆者にとり、もう一つの二十周年記念作品であり、原点回帰を目指した作品と言えるのかもしれません」 |