八八艦隊海戦譜 攻防篇1
タイトル:八八艦隊海戦譜 攻防篇1
シリーズ:八八艦隊海戦譜
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社C☆NOVELS
刊行日:2013年08月25日
ISBN:978-4-12-501259-8


[内容紹介]

米潜水艦の通商破壊に苦しむ日本海軍は、対潜機雷堰による蘭印の完全内海化を急いでいた。だがティモール沖を哨戒中の駆潜艇と米艦隊が衝突。救援に駆けつけた軽巡部隊が捨身の艦砲射撃で臨むなか、「大井」が敵重巡に魚雷を発射、辛くも撃退に成功した。しかし、なおも米海軍の勢いは留まるところを知らず、近代化改装された巡洋戦艦部隊は西進との報が。窮地に陥った南西方面艦隊を救うべく、八八艦隊が死地へと向かう。激闘の南海で、SG対水上レーダー搭載の新生レキシントン級と四六センチ砲を誇る劔型が激突!

著者の言葉「『初め半年や一年は、ずいぶん暴れてご覧に入れます。しかし二年、三年となっては、まったく確信を持てません』とは、開戦前、山本五十六連合艦隊司令長官が、当時の首相近衛文麿に言った言葉です。実際には、開戦の翌年にミッドウェー海戦やガダルカナルの攻防戦が生起し、日本は破滅に向かい始めました。『大艦巨砲主義によって戦われる太平洋戦争』を描いた本作品世界でも、開戦の翌年から、綻びが見え始めます。本艦よりスタートする攻防篇では、その顛末を物語って行きます」