碧海の玉座7 グアム攻防
タイトル:碧海の玉座7 グアム攻防
シリーズ:碧海の玉座
著者:横山信義
イラスト:高荷義之
出版:中央公論新社C☆NOVELS
刊行日:2011年06月25日
ISBN:978-4-12-501157-8


[内容紹介]

 日英軍がサモアを攻略せんとしたその時、米機動部隊がマリアナを急襲し、日本領グアムを制圧した。さらに米軍は英領トラックへと進攻。英軍は鉄壁のレーダー網と日英合作の最新鋭機「天河」を以てこれを撃退し、太平洋の最重要拠点を死守した。だがグアム失陥はB29による日本本土空襲を意味する。奪還を焦る日本に対し、時期尚早とする英国は共闘を拒否。日本軍はマリアナに残るサイパン・テニアンの兵力を増援すべく、ついに決死の「陣号作戦」を発動した。歴戦の「加賀」がモンタナ級の待ち受ける死地へと突入する!!

著者の言葉「私たち日本人にとり、何よりも恐ろしい敵は、日本列島に起こる自然災害だということを、今回の震災ほど痛感させるものはありませんでした。自然災害との戦いに、終わりはありません。私たちは生ある限り、この仮借なき敵と向かい合い、戦い続けなければなりません。
 しかしこの戦いは、決して勝てない戦いではないことも、また確かです。被災者の皆さんの生活再建、被災地の復興、そして次の災害における被害の低減が、日本の勝利なのだと考えます。
 微力ではありますが、その勝利のために、筆者も力を尽くす所存です」