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[内容紹介] 1944年9月、米海軍第五艦隊はマーシャル諸島のメジュロ環礁に集結した。マリアナ諸島とフィリピンへの同時侵攻「楔(ウェッジ)作戦」展開のためである。一方、日本軍は米軍の来寇に備えた「防人作戦」を策定。いまなお続く通信途絶の状況下、日本軍は総力をあげて米軍の二正面攻撃を迎え撃つこととなったのだ。新鋭空母「大鳳」を擁する第一機動艦隊はマリアナへ進撃し、二式大艇による索敵線にはマリアナに向かう米艦隊が……。しかしそのとき、電探が使用できない黎明期をついて、米艦載機群が硫黄島を奇襲してきた!? マリアナ諸島をめぐり、日米の総力を結集した海空の大決戦がここに火蓋を切る! 著者の言葉「昭和十九年六月に戦われたマリアナ沖海戦は、日米の電波技術の差が勝敗を分けた戦いとして知られています。レーダーと無線電話機を組み合わせた航空管制、レーダーと連動した射撃管制、目標の至近で炸裂するVT信管等の前に、幾多の搭乗員がマリアナ沖の海に消え、日本軍は見るも無惨な敗北を喫しました。しかし、本世界においては電波そのものが使えません。史実とは大きく様相が変わった、もうひとつのマリアナ沖海戦の物語をお届けします。 |