警視庁幽霊係の災難(ノベルス版)
タイトル:警視庁幽霊係の災難(ノベルス版)
シリーズ:警視庁幽霊係
著者:天野頌子
イラスト:坂田靖子
出版:祥伝社ノン・ノベル
刊行日:2010年06月20日
ISBN:978-4-396-20877-6


[内容紹介]

 都内のコンビニで籠城事件発生! テレビで報道されたのは、なんと“幽霊”の事情聴取を担当する柏木くんの姿。現役警部補が人質になってしまったのだ。前代未聞の大失態に警視庁はただちに捜査本部を設置。柏木に取り憑く美少女幽霊・結花や、特殊能力を持った「お宮の間」の同僚達も救出に乗り出した。犯人の要求は、「元中学教師樋口を捜して連れてこい」の一点張り。やがて、樋口が関係したいじめ事件が浮上、籠城事件は予想外の展開を見せ始める。犯人の真意はどこにあるのか? そして幽霊係の運命は!?

著者のことば「清水警部補が携帯電話の着信メロディに使っているのは、映画『第三の男』のテーマ曲です。そんな古い映画は観たことがないという方、あの曲ですよ、エビスビールのCMで流れている曲です。山手線恵比寿駅の発車メロディとしても使われていますね。柏木は携帯電話を買ったときに初期設定されていた着信音のままです。音楽へのこだわりもないし、変更する時間があったら一分でも長く寝たいなんて思ってるんですよ、とほほ」